【誤解かも】その理由で脱縮毛矯正をして大丈夫?【実例 #33】
それは”縮毛矯正をやめて、自分自身のくせ毛を活かす”という意味で僕が作った造語だったんだけど、”脱縮毛矯正”というワードが市民権を得られるくらいに成長していることがちょっと笑える。
[box class=”gray_box” title=””]
- くせ毛を活かす
- 縮毛矯正をかける[/box]
これらはただの”くせ毛のひとの選択肢”に過ぎなくて、どっちが良いとか悪いとかそういうのはそもそもない。
最近は、縮毛矯正のデメリットやそれにまつわる負のエピソードをすごーく目にする機会があって、僕としてはなんだかなあと思ったりもします。
「癖が強いから縮毛矯正かけるしかないよー」と言われて傷ついた方が多い中で、縮毛矯正にに救われた方も数多くいるのも事実。
むしろ僕の体感的には、縮毛矯正があったことがより自信をもって生きれるようになったひとのほうがこの日本という国のなかには多いようにさえ思う。
僕はくせ毛専門美容師として、くせ毛を活かすカットもするし、くせ毛をストレートにする縮毛矯正もするから縮毛矯正の過剰すぎるネガキャンはしてほしくないなぁと思う。
人それぞれじゃん。何を選ぶかは。
こんにちは!
表参道エリアでくせ毛顧客率100%のくせ毛専門美容師、「くせ毛マイスター」として活動している野坂信二(@kusegemeister)です。
みんなには「のっち」という愛称で親しんでいただければと思います♪
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はじめての相談
今回紹介するゲストはこんな感じのお悩み
【悩み】すごい醜いくせ毛です。縮毛矯正が加齢か傷みかで効かなくなり、仕方なく全部引っ詰めてクリップで止め、髪の毛など無いことにしてきましたが、白髪と生え際の後退が気になり始め(泣)
丸坊主+ウィッグを考え始めるも勇気が出ず。万作尽きて辿り着きました。
【どうしたいか】縮毛矯正はやめたい(白髪染め必須のため)。全部引っ詰め・顔面丸出しは本当に嫌で、顔を隠したい。今よりマシにしたい。
整理をすると
[box class=”gray_box” title=””]
- 縮毛矯正をやめてくせ毛を活かしたい
- 加齢や傷みが原因で縮毛矯正をかけても効かなくなってしまった
- まとめ髪で白髪と生え際の後退が気になる
- 縮毛矯正よりも白髪染め優先なので、縮毛矯正をやめたい[/box]
こんなところでしょうか?
万策尽きた…とおっしゃられてる通り髪の悩みでちょっと疲れてしまっているようでかわいそう。
くせ毛全般に向けたアドバイスが出来る美容師さんに担当してもらっていれば、もう少しストレスなく過ごせただろうから、早くそういう美容師さんが当たり前にいる世界になると良いのですが。
[voice icon=”https://kusegehack.com/wp-content/uploads/2017/05/730f897cef4a873a9715cd34a5b219c1.jpeg” name=”くせ毛マイスター” type=”r”]くせ毛専門美容師として発信してる身としては思うところあるなぁ…[/voice]
縮毛矯正をやめる、その理由は適切か?
「縮毛矯正をやめてくせ毛を活かしたい!」という方には、必ずなんでやめたいのか?と理由を必ず尋ねるようにしています。
なぜなら、縮毛矯正やくせ毛を活かすことに誤解が生じてる場合がめちゃくちゃ多いからなんです!
これをそのままにくせ毛を活かしたり、縮毛矯正をかけたりすると「あれ!?思ってたのと違う!」と取り返しのつかないことにもなり得てしまうから。
今回のケースだと
[box class=”gray_box” title=””]
- 加齢や傷みが原因で縮毛矯正をかけても効かなくなってしまった
- 縮毛矯正よりも白髪染め優先なので、縮毛矯正をやめたい[/box]
とありますが、このふたつ実は誤解なんです。
[voice icon=”https://kusegehack.com/wp-content/uploads/2017/05/730f897cef4a873a9715cd34a5b219c1.jpeg” name=”くせ毛マイスター” type=”r”]これを知るだけでも「あれ、私には”縮毛矯正をやめる”は合ってないかも!」ってなるケースも珍しくないです。[/voice]
縮毛矯正をやめる理由の誤解①
「加齢や傷みが原因で縮毛矯正をかけても効かなくなってしまった」
これがまず誤解で、加齢で髪が弱ってしまったり、毎月の白髪染めや弱った髪が受けた刺激でのダメージがあっても縮毛矯正をかけることができます!
ただ難易度はそうじゃない方の縮毛矯正よりも数段難しくなってしまうので
縮毛矯正が得意な美容師さんじゃないとかからない、傷んでしまうといいったことになりやすいのでそこだけ注意が必要です。
僕は現在300名ほどの美容師さんの縮毛矯正の先生という立場でもあるのですが、このようないわゆる”エイジング毛”の縮毛矯正をかける際の悩みはよく聞きます。
やはり難易度が高く、綺麗にかからず苦手意識を持つ美容師さんがたくさんいるよう。
ただ、なぜ難しいのか?を紐解いて、理論を学び、技術を習得すればできないことでは全然ないのです。
そういう美容師さんに担当してもらうことが前提であれば、これを理由に脱縮毛矯正をする必要はない。と伝えてます!
[voice icon=”https://kusegehack.com/wp-content/uploads/2017/05/730f897cef4a873a9715cd34a5b219c1.jpeg” name=”くせ毛マイスター” type=”r”]縮毛矯正は技術者で本当にまるっきり違う![/voice]
縮毛矯正をやめる理由の誤解②
「縮毛矯正よりも白髪染め優先なので、縮毛矯正をやめたい」
これは、またいくつかの理由に分岐します笑
[box class=”green_box” title=””]
- 縮毛矯正と白髪染めのダメージでボロボロになってしまうため
- 美容室に来る頻度を減らしたい
- 髪にかける予算の関係で[/box]
と、こんな感じ。
実際に現場で脱縮毛矯正に携わっている身としては、圧倒的に①の理由が多い。(少なくともリスニングでは)
他の二つに関しては、ケースバイケースではあります。
癖毛のひとが縮毛矯正をかけたストレートヘアを維持するためには、たしかに一定期間で伸びてきた根元部分の縮毛矯正をする必要があります。
その頻度は
[box class=”gray_box” title=””]
- 癖の強さ
- 癖のタイプ
- 髪の長さ
- 髪の量
- ヘアスタイル[/box]
などによって大きく影響されます。
体感としては4〜6ヶ月置きにかける方が多くて、カットもその際に。
毎月白髪染めをされるような方でもカットは縮毛矯正のタイミングに一緒にされる方が多いですね!
仮にくせ毛を活かすカットに移行した場合は、髪質と髪型の兼ね合いによっては頻繁に美容室に通う必要もあり、一回の美容室代の金額は安くても年間を通したらそんなに変わらなかったり、増えるケースも。
どれを優先するかはひとそれぞれですが、この辺も含めて”脱縮毛矯正”を考えてみると失敗がなさそうです。
[voice icon=”https://kusegehack.com/wp-content/uploads/2017/05/730f897cef4a873a9715cd34a5b219c1.jpeg” name=”くせ毛マイスター” type=”r”]僕の場合、カウンセリングだけの予約も受けているので相談だけの方も多いですね。[/voice]
脱縮毛矯正カット
しっかりカウンセリングの後、くせ毛を活かしたカットをしていくことに。
【BEFORE】
縮毛矯正は2年ほど前にかけてもう全部なくなったとのことだったけど、しっかり残っていました〜笑
こういうのって自分では判別つかないケースも多くて、一応予約前のメッセージの段階で聞くようにはしているんだけど「もう縮毛矯正部分は残ってません!」で残っているケースはたくさん。笑
残っているか残っていないかの判断よりも【最後にいつ縮毛矯正をかけたか】を聞いて、髪の伸びる速度から逆算したほうが正確だったりする。
これでも伸びるスピードには個人差があるし、前回までの縮毛矯正のかかり具合やその他履歴などなどいろんな要素が噛み合ってくるから、結局は実際に目で見て手で触って確認するまで妄想でしかないんだけどね…。
今回カットしていく長さ的には、数センチ縮毛矯正部分が残ってしまう感じではあったけど、残る縮毛矯正部分のかかりが甘かったもしくは、取れて若干ウェーブが出ていて「これならカットで馴染ませられそう」ってことで頑張ってみました。
【AFTER】
こんな感じ。
僕のブログを読んでくれていて、すでにスプリングパフを持っているとのことだったので、それをつかってスタイリングをしていきました。
捻転があるから、髪質だけみればジェルタイプのスタイリング剤がバチッとハマりそうではあるけど
自分のくせ毛やスタイリングに慣れてなかったり、好みや生活スタイル的にも「まずはムースタイプから」の選択肢があっている気がしたので^^
今回のスタイリング方法
濡れている状態でアルトミスト→アルトオイルの黄金コンビ。
髪に乾いても水分、油分が余計に出ていかないのでくせ毛に相性抜群。
ディフューザーを付けたドライヤーで根元中心に乾かす。
中間、毛先にまだ水分が残っている状態でスプリングパフを満遍なく行き渡るように。
その上からRIRIオイルを半プッシュ。
ムースの質感のキープ力を長くするのでムース系スタイリング剤には必須。
って感じでやってみました。
スタイリングに関してはぶっちゃけ自由だけど、ムース系スタイリングだったらこの流れは僕的に王道なのでぜひ真似してみてください〜♪
[voice icon=”https://kusegehack.com/wp-content/uploads/2017/05/730f897cef4a873a9715cd34a5b219c1.jpeg” name=”くせ毛マイスター” type=”r”]癖毛はスタイリング剤のチョイスで全然変わるからそれも楽しい♪[/voice]
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