【縮毛矯正の失敗】切れ毛の原因・根元折れとは?
こんにちは!
表参道エリアでくせ毛顧客率100%のくせ毛専門美容師、「くせ毛マイスター」として活動している野坂信二(@kusegemeister)です。
みんなには「のっち」という愛称で親しんでいただければと思います♪
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今日は縮毛矯正の失敗の一つ「根元折れ」について解説していきます。
根元折れ(根折れ)とは?
根元折れとは 縮毛矯正の失敗の一つで、写真のように毛髪自体が枯れ枝のように途中からパキッと折れてしまうことです。
ある部分が90度近く折れ曲がっていることが分かりますか?
毛髪のどの部分にも起こりうる事象ですが、そのほとんどが根元に起こるので「根元折れ(根折れ)」と言われています。
縮毛矯正をしても癖が伸びなかったり、ビビリ毛になることに関しては、ある程度の技術力を持っていても避けられない場面もありますが、
根元折れ(根折れ)に関しては、完全なる技術不足が原因で、手触りは強いザラつきを感じます。
ただ熟練者が意図的に根折れを作ることもあるので、一概に根折れ全てが失敗にカウントされるわけではありません。(その場合技術者から事前にお話が必ずあるはずです…)
根折れの原因は?
技術不足からなるものですが、2つに分けることができます。
- 薬剤が頭皮までべったり付いてる
- アイロンの過程が頭の丸み、形に沿っていない
このどちらか、もしくはどちらもで根折れは発生してしまいます。
根元折れの症状
根元折れの症状とはなんなのかというと、読んで字のごとく、毛髪がパキッと折れていることなんですが、
この状態っていうのが、いわば皮一枚で繋がっているようなもので、刺激が加われば「断毛」してしまいかねない危険な状態なのです。
毛髪っていうのは、丈夫で弾力があるという非常に優秀な繊維状のタンパク質が主成分で構成されています。
針金なんか想像してもらうと分かりやすいかな、と思いますが、
ある程度くねくねする程度ならば問題なくとも、一度折れ目を付ければ、簡単にその部分から切れてしまいます。
これが根元折れの怖いところで、根元折れを放置しておくとその部分から切れてしまうんですよね。
根元折れの傾向としては、頭のハチから上の部分にできやすく、この部分が断毛してしまうと大量のアホ毛が生成されてしまって、かなり悲惨な状態になってしまいます。
根元折れの解決策
解決策はただ一つ、修正技術を施す他なりません。
程度が軽症ならば通常通り縮毛矯正を重ねてすれば直せますが、程度が重症なものになればなるほど、薬剤、熱処理ともに慎重な施術が必要になります。
知識・経験がある技術者ならば、そこまで難易度の高い施術ではないのですが、逆にそれらが不足していれば、
施術の際の負担で簡単に断毛してしまう側面も持ち合わせているので、美容師さん選びには注意が必要かと思います。
それと、もう一つ直す際に気をつけなければならない点があって、縮毛矯正をして根元折れをしてしまった日から最低でも1ヶ月から2ヶ月ほどの間隔をあけていただく必要があります。
なぜなら根元折れの修正技術は、プロセス的には縮毛矯正と酷似していて、薬剤を塗り、へアアイロンを通していくため、
その折れてしまった部分に薬剤をしっかりつけて、しっかりアイロンが挟むことができる長さにまで伸びている必要があるためです。
修正までの期間で気をつけること
根元折れは修正できるようになるまでの2ヶ月弱
毛髪がパキッとなっているので、非常にその部分から切れてしまいやすい状態です。
その時に気をつけるべきことは、ズバリ刺激をなるべく加えないこと
- シャンプーする時
- タオルドライをする時
- ドライヤーをする時
- ブロー、アイロンする時 などなど
とにかく!髪をなるべくデリケートに扱うこと!髪が弱くなる濡れている時は特に注意が必要です。
ならないための対策
ビビリ毛と違って、根元折れは完全に技術者サイドの技術不足からなるものなので、上手い美容師さんにやってもらうこと。これに尽きますね。
今日はこんなん。ほいじゃね♪