くせ毛の方が誰もが羨む綺麗なストレートでいるために大切なこと。

野坂 信二

こんにちは!

表参道エリアでくせ毛顧客率100%のくせ毛専門美容師、「くせ毛マイスター」として活動している野坂信二(@kusegemeister)です。

みんなには「のっち」という愛称で親しんでいただければと思います♪

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今回はここを押さえておけば間違いない「失敗しないための縮毛矯正の知識」をご紹介します。

くせ毛さんが美しいストレートヘアを維持するために知っておくべきこと。

くせ毛の方なら一度は縮毛矯正をかけたことがあるのではないでしょうか?

 

縮毛矯正はくせ毛を半永久的にストレートにすることのできる施術で、くせ毛さんにとっては”救世主”とも呼べる存在だと思います。

方や、縮毛矯正はとても嫌われている存在でもあります。

 

縮毛矯正をかけ、ストレートヘアを実現できている方にも、施術を施す側である美容師側にも割と嫌われています(笑)

それは何故なのか?その背景についても触れていきますね。

 

縮毛矯正とは?

まず、そもそも縮毛矯正とは?

冒頭では、誰しもかけたことのあるというようにお話はしましたが、人間誰しも”初めて”が存在します。

 

そんな方や、いまいち縮毛矯正がなんなのか分かっていないという方のためにご説明します。

 

縮毛矯正とは、

くせ毛を半永久的にストレートヘアにすることのできる美容施術です。

 

半永久とは、なにかしらのことがない限り、縮毛矯正をかけた部分に関してはずっとストレートヘアを維持し続けるということです。

あんなにコンプレックスだったくせ毛がストレートになるなんて夢のようなことですよね。

[voice icon=”http://kusegehack.com/wp-content/uploads/2017/05/730f897cef4a873a9715cd34a5b219c1.jpeg” name=”くせ毛マイスター” type=”r”]僕自身もくせ毛で学生時代はかなりコンプレックスで縮毛矯正をかけていました。今は自分のくせ毛を受け入れて”活かす”スタンスをとっていますが。[/voice]

 

縮毛矯正とストレートパーマは別物。くせ毛には縮毛矯正を。

よく縮毛矯正とストレートパーマは混同されがちですが、全くの別物なんです。

 

簡単に説明すると

[box class=”gray_box” title=”縮毛矯正とストレートパーマの違い”]

【縮毛矯正】くせ毛を半永久的にストレートヘアにする技術

【ストパー】人為的にかけたパーマをかける前の状態に戻す技術[/box]

つまりストレートパーマっていうのは、”パーマ落とし”なんですね。

 

ストレートにするという部分だけ切ってみれば同じように見えるかもしれないけど、似て非なるもの。

そもそも髪にウェーブが形成されている原因が違うのだから、くせ毛にストパーをかけたところでなんの意味もありません。

 

僕からしたら、くせ毛にストパーは髪を無駄に傷めるだけの存在なのでまずオススメしないですね。

癖が弱いから…

縮毛矯正をかけれないほど髪が傷んでいるから…

とストレートパーマをオススメする美容師さんが多くいるようですが、全くの間違いです。

 

大切なのでもう一度言いますが、くせ毛にストレートパーマは全く意味がありません!

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縮毛矯正は基本的には「根元のみ」でOK!

縮毛矯正はくせ毛を半永久的にストレートヘアにできるとは言ったものの、それはかけた部分に関してのみ。

新たに根元から伸びてくるのは以前のようにくせ毛のままなので、定期的に縮毛矯正をかけなければなりません。

 

でも、縮毛矯正はかけた部分は半永久的にストレートなので、

新たに伸びてきたくせ毛部分にのみ縮毛矯正をかければいいので、2回目以降の施術は”根元のみ”でOK!

 

かける周期は人それぞれで、髪質や髪型、くせの強さなど色んな要素で決まってきますが、

  • 3〜4ヶ月置き
  • 6ヶ月置き
  • 12ヶ月置き

にかけることを推奨していますね。

他の変数は無視して、癖の強さだけに注目すれば癖が強ければ強いほどかける周期は早まり、弱ければ周期は長引きます。

 

癖が弱い方でも、かけていない期間が一年にもなるとかけている部分とかけていない部分に違和感が出てしまったり、

見た目では分かりづらくとも扱いにくさが出てきてしまうので1年以上は無理に開けないことをオススメします。

 

一年という周期でかけることには他にもメリットがあるんです。

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縮毛矯正の頻度とオススメのタイミング

僕が縮毛矯正のかけるオススメの周期には、髪をなるべく手軽に綺麗を維持する秘訣が隠されています♪

  • 3〜4ヶ月置き
  • 6ヶ月置き
  • 12ヶ月置き

一年が12ヶ月と考えると全てキリが良いと思いませんか?

 

そして、日本には四季があり、梅雨があります。

くせ毛にとって梅雨、そして湿気が汗もかく夏は過ごしにくい季節なことこの上ないですよね。泣

 

僕は、梅雨入りである6月にまず焦点を当てて、くせ毛の方が絶対に備えるべき季節と勝手に決めつけています。笑

なので、定期的に縮毛矯正をかけている方はこの一番嫌な季節の手前にかけてあげればかなり快適に過ごすことができるんです♪

 

それをさっきの周期に当てはめると、、、

  • 3ヶ月置き(6月→9月→12月→3月→6月)
  • 4ヶ月置き(4月→8月→12月→4月)
  • 6ヶ月置き(6月→12月→6月)
  • 12ヶ月置き(6月→6月)

というような感じで、規則的なサイクルで定期的に縮毛矯正をかけることができるんです。

辛い季節を快適に過ごせるだけでなく、「いつかけようか。。。」と変に悩む必要もなく、心に負担も少ないですね。

 

全国の縮毛矯正上手い美容師さんはここに予約が集中しやすいので、早めに予定を組んで予約を入れておくこともできます。

僕のお客さんだと年間通してババーッと予約をお取りする方もいらっしゃいます。笑

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縮毛矯正の失敗とは?

くせ毛をストレートにできる縮毛矯正。

癖の強さなどで差はあれど、数ヶ月に一度のメンテナンスでストレートを維持することができます。

 

でも、この縮毛矯正が嫌われている理由の一つとして”ダメージ”があります。

 

縮毛矯正自体、一度で伴う髪への負担は美容室にあるメニューの中でもトップクラス。

そして、数ある施術の中でも失敗のリスクがある施術で言えばダントツNo. 1です。。。

 

縮毛矯正の失敗にはいくつかの種類があります。

[box class=”gray_box” title=”縮毛矯正の失敗”]

  • 癖が伸びなかった。
  • 根折れ
  • ビビリ毛[/box]

上二つに関しては、まだやり直しの効く失敗ですが、ビビリ毛に関してはできることがかなり限定されてしまいます。

 

ビビリ毛とは、簡単に説明すると縮毛矯正で用いた薬剤やアイロンの影響で髪が原型を保てないほど内部構造を破壊されてしまった状態です。

見た目的には、トウモロコシのヒゲのように細かい波状を描き、濡らすとゴムのように伸び、簡単にちぎれてしまいます。

 

髪は死滅細胞なので、いくらトリートメントをしても傷んだ髪を元どおりに戻すことはできません。

過剰な傷みによりなってしまうこのビビリ毛という現象も当然直すことはできません。

 

最善は切ること。切れないための最終手段として”ビビリ直し”という施術も存在しますが、

できる美容師さんはほとんどいない且つやはり直る訳ではなく、あくまで誤魔化しの作業なのでなるべくカットすることをオススメします。

 

なった経験があることがある方は分かるはずですが、ここまで傷んだ状態を切らずにいるのはただただ辛いです。

ご一考を。

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縮毛矯正で失敗しないためには?

そんな失敗を招かないために美容師自身が努力することはもちろんなのですが、施術を受ける側もある一定の知識を持つことをオススメします!

[box class=”green_box” title=”縮毛矯正で失敗しないために”]

  • 縮毛矯正が上手な美容師さんに担当してもらう。
  • 原則としてかけるのは根元だけ。(もちろん例外はあります。)
  • セルフカラーは絶対にしない。
  • ブリーチなどハイトーンカラーをしない。
  • 自宅で使うシャンプーにこだわりを。[/box]

この5つを気をつけるだけで縮毛矯正で失敗する確率を格段に減らすことができます。

 

①縮毛矯正が上手な美容師さんに担当してもらう。

縮毛矯正は美容師の中でもかなり異質な技術で、単純にかなり高度な技術力を要する技術です。

そのため高レベルな技術を習得するとなると、それに費やす時間と労力は尋常なものではありません。

 

加えて、縮毛矯正をする方自体がそこまでいなかったり、する人は縮毛矯正の上手な方のところに自ずと集まってしまうので、

通常の美容師さんが月に1人いるかいないかの状態なのに対して、

縮毛矯正に長けている美容師さんは毎日、そういう方でないと手をこまねいてしまうほど難易度の高い髪を施術していたりします。

 

技術の世界で経験ほどモノをいうものはありません。

技術の差はとんでもない差になるのは明白ですなんですが、美容師さんでなければあまり気づかない事実なんですよね。

 

[voice icon=”http://kusegehack.com/wp-content/uploads/2017/05/DSC_0078_01.jpg” name=”” type=”l”]縮毛矯正なんてどこでかけても同じ。[/voice]

実は全然違うんですよ。

 

②原則としてかけるのは根元だけ。(もちろん例外はあります。)

これは先ほど言った通り、縮毛矯正は新たに伸びたくせ毛部分のみで十分です。

 

しかし、『前回までの縮毛矯正が伸びが甘かった』『かけた矯正が取れてしまった』なんて場合もあるので、その場合はもちろん修正としてその部分への施術も必要になります。

が、そんな理由もなしに問答無用で全体に縮毛矯正をかける美容師も一定数いるので、上の条件を満たす場合は美容師さんの判断に任せてください。

 

何も知識がないと「あ、はーい。」とよく理解してなくても全体に縮毛矯正をしてしまいそうですが、この記事を読めば大丈夫。

理解して、納得できる説明がない限り根元以外に縮毛矯正はかけないでください!

 

③セルフカラーは絶対にしない。

セルフカラーをしている髪への施術はめちゃくちゃ難しいです。

状態次第ではこれで失敗しても僕のせいではありませんと言いたいくらいです。笑

 

ちなみに僕は、

[voice icon=”http://kusegehack.com/wp-content/uploads/2017/05/730f897cef4a873a9715cd34a5b219c1.jpeg” name=”くせ毛マイスター” type=”r”]セルフカラーのダメージがひどく薬剤反応を予測し切れないので薬剤を弱めに設定するので伸びが悪い箇所が出てくるかもしれません。

でもビビリ毛になっちゃうよりマシでしょ?[/voice]

と言っちゃいます。リアルに。笑

出来ると確信できないものを「出来る」だなんて言いません。プロなので。

 

縮毛矯正の薬剤選定には、髪質・癖の強さ・髪の太さなどなど本当に様々な要素から決めていくのですが、その重要な項目の一つに髪のダメージ具合があります。

 

セルフカラーの何がいけないのかというと、

『市販の薬剤を使っているからやばい』のではなく、『薬剤塗布・時間管理が素人だからやばい』んです。

 

仮に根元のみを染める場合、プロならきっかり数センチを正確に均一な塗布量で塗ることができますが、素人にまずそんなことはできません。

難しくて泣きながら練習したからね。笑

 

その塗布ムラは”=ダメージムラ”ということ。

それが繰り返されればダメージを予測することは実質不可能。ダメージに合わせて薬剤選定することができないのであれば、プロとして出来ることは最悪の失敗を避けること。

そう、僕は過度の負担でビビリ毛になってしまうくらいなら、薬剤が弱くて伸びが甘かったという選択を取ります。

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④ブリーチなどハイトーンカラーをしない。

カラーのダメージは、

明るければ明るいほど、回数を重ねれば重ねるほど髪への負担が大きいです。

 

ブリーチやハイトーンカラーはまず明るいですよね。

そして、綺麗な色を維持するには定期的にカラーを重ねていく必要があります。

 

ま、そんなブリーチやハイトーンカラーは縮毛矯正とはとんでも相性が悪いとうことです。

『ブリーチ毛に縮毛矯正をすることはできない』と教育する美容室がほとんど、というか普通です。

割とブリーチ毛に縮毛矯正をすることは絶対に失敗するからタブーとされています。

(僕は普通に出来るんでするんですけどね…)

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⑤自宅で使うシャンプーにこだわりを。

縮毛矯正は強力な薬剤を使う施術なので使うシャンプーを良いものに変えることは非常に効果的です。

 

縮毛矯正に限らずですが、薬剤を髪に使用すると必ず髪に残留します。

ある実験では水に浸し続けても72時間薬剤が髪に残留するという結果も出ていて、薬剤が残留していることは髪のダメージに直結します。

 

それらは完全に役目を終えた薬剤たちなので、髪のことを考えるのならいち早く髪の外に出すべき存在。

しかし、それを市販のシャンプーにはその機能を期待できません、それどころか薬剤残留を促してしまうものがほとんど。

縮毛矯正をしている方で市販シャンプーをまだ使っているのは、マジで損しています。

 

なので、縮毛矯正をかけている方はぜひシャンプーは美容室専売品にしましょう。

↑ここが最低限のハードルです。市販→専売品に変えるだけでもかなり見違えるんじゃないかなーと。

 

髪質を見ずにオススメ出来るシャンプーはこちらの二つ。

薬剤残留をさせない素髪ヘアに。【DO-S】

ヘアケアの最高峰【Flowers】

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これらの項目を守れば、自ずと髪は綺麗になるはず。

 

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